
質預かりとは、品物を担保として質屋に預け、お金を借りる仕組みです。期限内に元金と質料を支払えば、大切なお品物を受け戻せます。
現在は、金の価格が高い水準で続いていることもあり、ご自宅にある貴金属やブランド品を「そろそろ手放そうか」とお考えになる方が増えています。にじや質店にも、そうしたお問い合わせを日々いただきます。
品物をお持ちいただいたとき、「できれば売りたくないのですが、今だけお金が必要で・・・」とご相談いただくことがあります。
なかには、お母様から受け継いだ指輪や、長く大切にされてきた時計など、できれば手元に残したいお品物もあります。
こうしたときにこそ、質屋ならではの「質預かり」という方法を知っておいていただきたいです。
品物を売ってしまうのではなく、預けてお金を借りる、という仕組みです。
「買取」と「質預かり」は、似ているようで大きく違います
最近は「買取専門店」という言葉をよく目にするようになりました。そのため、品物を持ち込むこと自体を「売ること」とイメージされる方が多いように感じます。
けれども質屋には、買取店にはないもう一つの役割があります。それが、品物を担保にしてお金を貸す「質預かり(質入れ)」です。
買取は、品物を手放してその代金を受け取る取引です。
一度売れば、その品物が手元に戻ることはありません。
一方で質預かりは、品物をお店に預けてお金を借りる取引になります。
決められた期限までに借りたお金と質料(利息)をお支払いいただければ、預けた品物はそのままお返しします。後で取り戻せるという点が、買取との大きな違いです。

この仕組みは、質屋営業法という法律にもとづいています。
質屋は都道府県の公安委員会から許可を受けて営業しており、品物を預かってお金を貸すことが法律で認められた事業者です。
(参照)
質屋営業法/e-Gov法令検索
質預かりの流れと「質料」について
質預かりの流れは、それほど複雑ではありません。
まず、お持ちいただいた品物を査定し、その価値に応じた金額をお貸しします。
お品物はお店で大切にお預かりします。
その後、借りたお金に質料を加えてお支払いいただくと、預けた品物を受け取ることができます。
これを「受け戻し」と呼びます。
すぐに全額を用意するのが難しいときは、質料だけをお支払いいただくことで、お預かりの期限を延ばすこともできます。
これを「利上げ」と呼びます。
品物を手元へ戻すタイミングを、ご自身のご都合に合わせて調整できます。

質料は、お預かりする品物やお店によって異なり、月ごとに計算されるのが一般的です。
具体的な金額はお品物を拝見してからのご案内になりますので、気になる場合は査定のときにお気軽にお尋ねください。
期限までに戻せなくても、借金は残りません
質預かりには、消費者金融やカードローンとは異なる、質屋ならではの特徴があります。それが「質流れ」という仕組みです。
もし、決められた期限(流質期限)までに受け戻しができなかった場合、預けた品物の所有権はお店へ移ります。これを質流れといいます。
品物は戻ってこなくなりますが、その代わりに、借りたお金を返す義務もそこで終わります。
つまり、不足分をあとから請求されることはありませんし、返済を求める電話や督促が届くこともありません。
品物を手放すことで、借入もそこで完結するという考え方です。
質屋営業法でも、期限までに弁済がないときは質物をもって弁済に充てる、という仕組みが定められています。
また、質預かりは審査の際に個人の信用情報を用いないため、利用したことが信用情報機関の記録に残ることもありません。
このあたりも、ほかの借入方法とは大きく異なる点だといえます。
こんなときに、質預かりが選ばれています
質預かりは、例えば次のような場面で選ばれています。
- 一時的に現金が必要だけれど、品物そのものは手放したくないとき
- 思い出の品や形見など、売ってしまうと二度と戻らないものを担保にしたいとき
- 売るかどうか迷っていて、結論を出すまでの時間がほしいとき
とくに3つ目は、意外と見落とされがちです。
金の相場は日々動きますし、ご家族と相談してから決めたいということもあると思います。
当店でも下記のような印象に残るエピソードがありました。
【事例①】売りたくない高級時計を一時的な資金として利用
ロレックスなどの高級時計をお持ちになり、「売却するつもりはないけれど、一時的に現金が必要」ということで質預かりを利用されるお客様はいらっしゃいます。
買取であれば時計を手放すことになりますが、質預かりなら必要な資金を用意しながら、期限内に元金と質料をお支払いいただくことで時計を受け戻すことができます。
長年使っている時計や思い入れのある時計など、「売りたくない品物」に質預かりの仕組みが生きるケースです。
【事例②】ご家族から受け継いだ貴金属を手放さずに利用
お母様やご家族から受け継いだ指輪、ネックレスなどの貴金属をお持ちになる方もいらっしゃいます。
金相場が高い時期には査定額が高くなる品物もありますが、形見や思い出の品は、金額だけで売却を決められるものではありません。
「現金は必要だけれど、これは売りたくない」という場合に、品物を手放さずに資金を用意できるのが質預かりの特徴です。
【事例③】一時的に資金が必要なときに利用
一時的に現金が必要なため、手元の時計や貴金属などを質預かりにされるお客様もいらっしゃいます。
質預かりは、個人の信用情報をもとに借入限度額を決めるのではなく、お預かりする品物の価値を査定し、その範囲内でお金をお貸しする仕組みです。また、受け戻さずに質流れとなった場合は、品物の所有権が質屋へ移り、その質契約について追加の返済を求められることはありません。
このように、いったん預けてお金を用意しておき、後で受け戻すか質流れにするかを落ち着いて判断する、という利用もできます。「売る」という一度きりの決断を、少し先へ延ばせます。
「預ける」場合と「売る」場合の税金の違い
ここで税金の面にも触れておきます。
質預かりは品物を「売る」のではありませんので、売却によって譲渡所得は発生しません。
あくまでお金を借りているという扱いになります。
ただし、これは品物を質入れしている間の説明です。受け戻さずに質流れとなり、品物の所有権が質屋へ移った場合は、税務上の取扱いを個別に確認する必要があります。
一方で、品物を買取(売却)された場合には、売却益の金額によっては確定申告が必要になることがあります。(生活用動産の非課税など、品物や取引内容によって取扱いは異なります。)
ここで、売却額(受け取った総額)と売却益(もうけの部分)は意味が異なりますので、混同しないようご注意ください。
売却にともなう税金の考え方については、当店の別の記事でも詳しくご説明していますのでぜひご参考にされてみてください。
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なお、税金の取り扱いは個々のご事情によって変わります。
実際のご判断にあたっては、管轄の税務署または税理士へご相談ください。
まずは「いくら借りられるか」を知るところから
質預かりを使うかどうかは、査定額を知ってから考えても遅くありません。
にじや質店では、店頭でのご相談はもちろん、LINEを使った査定にも対応しています。
お品物の写真を送っていただければ、おおよその目安をお伝えすることもできます。
売るか、預けるか、それともいったん持ち帰って考えるか、そのすべてを、その場で決めていただく必要はありません。

大切なお品物だからこそ、査定額を知って、納得したうえでご判断いただきたいと考えています。
こちらから当店のQ&Aもご確認ください。
Q&A
手放すべきか迷っているものがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

- 鑑定歴27年の代表鑑定士
-
東京都青梅市在住
株式会社クリエイティブファクトリー 創業者&代表取締役
【保有資格】
第1級陸上無線技術士
電気主任技術者
電気通信主任技術者
「真空管と質屋をこよなく愛する青梅人」で、質屋初代で質蔵を2つも建てたことがあり、電気系に強く自分で特許出願ができるという特技を持つ。
1991年 株式会社リクルート入社
1994年 都内大手特許事務所にて特許出願を担当
1998年 個人事業主として創業し、真空管の輸入販売を開始
2000年 法人成りにより合資会社ささきに組織変更 資本金110万円
2012年 資本金1000万円に増資
2013年 株式会社クリエイティブファクトリーに組織変更
2014年 総合買取 にじや実店舗オープン
2022年 青梅街道 野上交差点そばに「にじや質店」をオープン
【好きな仕事】
ブランド品・貴金属・時計等の真贋鑑定、質屋、古物商、真空管の輸入販売、音響コンサルティング
【運営サイト】
質屋の「にじや質店」 https://nijiya-7ten.jp
「にじや質店X線ラボ」 https://nijiya-xray.jp
「にじや相続評価」 https://nijiya-souzoku.jp
真空管専門店の「ヴィンテージサウンド」 https://vintagesound.jp.jp
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営業時間外や定休日には、24時間送信可能なLINEやメールをご利用ください。
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〒198-0032
東京都青梅市野上町三丁目23番地34
電話/FAX
0120-985-191 / 0428-20-5173
メール
info@nijiya-7ten.jp
営業時間
朝9時~夜7時/土曜定休



質預りの方

質屋のご融資は、由緒正しい庶民の金融機関です。
質屋のご融資は、「物を担保として預けることで、誰でもその場でお金を借りることができる。」という古くからある由緒正しい庶民の金融機関です。
審査が必要ありませんので、ご気軽にご利用いただけます。
東京都公安委員会の厳しい審査を経た許可によって営業し、お客様からお預かりした品物は、同公安委員会の耐震・防火基準をクリアした空調完備の質蔵(保管庫)で大切に保存しますので、高級皮革バッグ、毛皮、高級時計でも安心してご利用いただけます。
こんな方はにじやの質預りを
ご利用ください

急に現金が必要になった
給料日までお金が足りない
銀行で借りるのは抵抗がある
大切なものなので売却したくない
家族には内緒にしたい
急な資金繰りが必要になった
質預りの
メリット/デメリット

メリット
- 主婦や自営業、無職でも即時ご融資
- 同じ品物で何回でも借りられる
- 消費者金融の信用記録に残らない
- カード利用履歴難でもご融資可能
デメリット(リスク)
- 担保となる品物が必要
- 借入希望額に沿えない場合がある
- 質流れすると品物が残らない
- キャッシングより利息が高い
質預りに必要なもの

貴金属、ブランド品、時計等のお品物

18歳以上である事を確認出来る書類
(免許証・マイナンバーカード・パスポート等)
ご利用の流れ

1.ご来店
質預りを希望する商品をお持ちになって、にじや質店にお越しください。
お車でお越しの方は、店舗横に駐車場を6台分ご用意してあります。
※待ち時間のない「預かり査定」もできます。

2.査定
お品物一点一点を、お客様の目の前で丁寧に査定、ご説明致します。
金・ダイヤモンド等の査定にはプロツールも使用。

3.ご融資
査定の金額に納得いただけましたら、その場で現金をお渡しいたします。
ご融資額は査定価格の範囲内で、お客様が決めることができます。
高額な貴重品をお預けした場合でも、必要な額だけをお借りいただけます。
お店からは現金と一緒に、品物の詳細や預かりの期限が書かれた「質札」(シチフダ)をお渡しいたします。

4.返済期間、利息のお支払、借入例
【返済のための最短期間と最長期についてについて】
返済のための最短期間は3カ月で、この3カ月以内に借入元金と利息をお支払いいただければ、お預かりしたお品物をお返しいたします。
つまり、質預かり期間は原則3ヶ月間で、質料(利息)は月計算となります。日割り計算は行っておりません。
ご返済が期限を過ぎてしまいそうな場合、質料(利息)をお支払いいただくと、期間を延長することができます。返済のための最長期間は、基本3カ月に延長期間を加算したものとなります。例えば、延長期間が2か月の場合、同最長期間は、5カ月(3カ月+2か月)となります。なお、最長期間の延長は制限しておりません。
【1年分の利子、手数料、その他の費用を含めた最大年率と利率の明示について】
利息はご融資額に応じて1か月単位で発生し、手数料はかかりません。利息は、月利5%~8%(年利率(APR)は、60%~96%)で、ご融資額が多いほど利息が低くなります。
【該当するすべての費用を含む、お借入れの総費用の代表例について】
【お借入れの例1】
シャネルのバックを質入れして20万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月 利7%で1万4千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた21万4千円で、質入れしたシャネルのバックを受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、21万4千円となります。
【お借入れの例2】
ロレックスの時計を質入れして70万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月利6%で4万2千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた74万2千円で、質入れした時計を受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、74万2千円となります。
にじや質店の満1か月のお利息はつぎの通りです。
| ご融資額 | お利息 |
|---|---|
| ~5万円 | 8% |
| ~50万円 | 7% |
| ~100万円 | 6% |
| 100万円超 | 5% |

5.品物のご返却
お貸した金額とそれまでの利息をお支払いいただき、品物の返却を致します。
※万一返済の都合がつかなかった時は、そのままにしても元利金の請求はございません。












