「品物を売るだけなのに、なぜ身分証を見せなければならないの?」
金や貴金属を売る際、身分証明書の提示を求められて、このように戸惑う方もいるかもしれません。
身分証明書の提示が必要なのには、きちんとした理由があります。
この記事では、買取店が本人確認を行う理由や確認する内容、取引記録を残す目的、高額な現金取引で確認事項が増える場合について解説します。

本人確認はお客様を疑うためのものではない
身分証明書には、氏名や住所、生年月日などの大切な個人情報が記載されています。
そのため、「何に使われるのだろう」「個人情報を渡して大丈夫だろうか」と不安になるのは、自然なことです。「何か怪しいと思われているのだろうか」と戸惑う方もいるかもしれません。
しかし、本人確認は、特定のお客様を疑って行うものではありません。
盗品が買取店を通じて流通するのを防ぎ、誰からどのような品物を買い取ったのかを適切に記録するための社会的な仕組みです。
にじや質店でも、お客様に安心してお取引いただけるよう、法令と当店の運用基準に基づいて本人確認を行っています。

個人情報はどのように取り扱われますか?
個人情報の取り扱いは、以下のような原則が適用されます: 投稿者プロフィール 代表鑑定士 佐々木 英明鑑定歴27年の代表鑑定士 東京都青梅市在住…
にじや質店では、本人確認についてお客様から尋ねられた際、「買取時の本人確認は、盗品の流通や不正な取引を防止するため、古物営業法に基づいて行っています。お客様を疑っているのではなく、すべてのお客様にお願いしている手続きです」と説明しています。
金・貴金属の買取で本人確認と取引記録が必要な理由
金や貴金属の買取時に本人確認が必要な理由は、大きく2つの法律に関係しています。
本人確認の義務(古物営業法)
古物営業法では、古物商が品物を買い取る際、取引金額や品目に応じて相手方を確認することが定められています。
確認する項目は、住所・氏名・職業・年齢です。
この規定は、盗品が買取店を通じて市場に流れ出るのを防ぐために設けられています。
取引記録の義務(古物営業法)
古物営業法では、取引金額や品目に応じて、買い取った品物や取引相手に関する事項を帳簿などに記録することも定められています。
警察から盗難品に関する情報提供や照会があった場合、取引記録は品物の流通経路を確認する手掛かりになります。

にじや質店では、月一ペースで、警察から盗難品等に関する照会を受け、取引記録や本人確認情報を確認・提供しております。この経験からも、本人確認と取引記録は形式的な手続きではなく、盗品の流通経路や取引相手を確認するために必要な記録だと考えています。
1万円未満の買取と、にじや質店の方針
なお、同法では、対価総額が1万円未満の買取について、本人確認と帳簿等への記載が原則として免除される場合があります(但し例外となる品目あり。)
にじや質店では、買取金額が1万円未満の場合を含め、金額にかかわらず、すべての買取で本人確認と取引記録の作成を行っています。金額や品物によって対応を変えず、一律の運用とすることで、確認漏れや記録のばらつきを防いでいます。
また、金・プラチナ・ダイヤモンドなどの売買では、代金の支払いが現金で200万円を超える取引などについて、別途、犯罪収益移転防止法に基づく取引時確認も必要になります。
詳しくは後の章でご説明します。
なお、質預かりは買取とは異なり、質屋営業法に基づく手続きとなります。
質預かりでも本人確認は必要ですが、根拠となる法律が異なります。
質預かりについて詳しくは店頭にてご相談ください。
本人確認書類で確認する内容
にじや質店の店頭では、運転免許証・マイナンバーカード・在留カード・運転経歴証明書・住民票などをご提示いただきますが、顔写真付きの本人確認書類を優先しております。
本人確認書類を忘れた場合や有効期限が切れている場合には取引を行わず、有効な書類をご用意のうえ再来店いただきます。
記載住所と現住所が異なる場合も、本人確認書類の住所変更後に改めてご来店いただいています。
高額な現金取引とマネー・ローンダリング対策
犯罪収益移転防止法は、犯罪で得た資金の洗浄(マネー・ローンダリング)やテロ資金供与を防ぐために制定された法律です。
金・プラチナ・ダイヤモンドなどの貴金属・宝石を取り扱う事業者は、犯罪収益移転防止法上の「特定事業者」に位置付けられています。
貴金属の売買では、代金の支払いが現金で200万円を超える取引などについて、犯罪収益移転防止法に基づく取引時確認が必要になります。
個人のお客様の場合、氏名・住所・生年月日のほか、取引目的と職業も確認します。

200万円を超える現金取引などで取引時確認を行った場合には確認記録を作成し、7年間保存します。また、宝石・貴金属等の売買取引については、犯罪収益移転防止法に基づく取引記録を作成し、7年間保存する必要があります。
銀行や不動産業者など、さまざまな業種でも、取引内容に応じた本人確認が行われています。
買取店だけが特別に厳しいルールを課されているわけではありません。
本人確認ができない場合と個人情報の取扱い
本人確認ができない場合
法令上必要な確認や、にじや質店が買取手続きに必要としている確認を行えない場合は、買取をお受けしていません。
これは店側の都合ではなく、お客様を含めたすべての取引関係者を守るための手続きです。
必要な本人確認ができない場合には、買取をお受けしていません。有効な本人確認書類をご用意いただいたうえで、改めてご来店いただくようご案内しています。
個人情報の取扱い
お客様の個人情報は、品物の評価や契約手続きなどの目的で収集し、法令に基づく場合を除き、原則として第三者に提供しません。

本人確認書類のコピーと取引記録は鍵のかかる場所で厳重に保管し、閲覧できる者を個人情報の管理責任者である代表者に限定しています。法令上必要な保管期間を経過し、保管する必要がなくなった書類は、シュレッダーで裁断して処分します。
本人確認書類はコピーして、取引記録とともに鍵のかかる場所で保管しています。これらの情報を閲覧できる者は、個人情報の管理責任者である代表者に限定しています。
法令上必要な保管期間を経過し、保管する必要がなくなった書類は、個人情報が判読できないようシュレッダーで裁断して処分します。質預かりと買取では根拠となる法律は異なりますが、本人確認書類のコピーと個人情報はいずれも同様に厳重に管理しています。

まとめ|本人確認は取引の安心をつくる手続きです
本人確認は、お客様を疑うためではなく、盗品の流通や不正な取引を防ぎ、いつ・誰から・どのような品物を買い取ったのかを記録するための手続きです。
にじや質店では、法令と当店の運用基準に基づいて本人確認を行っています。
「どの身分証明書を持参すればよいか分からない」「手続きについて事前に確認したい」という方は、ご来店前にお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール

- 鑑定歴27年の代表鑑定士
-
東京都青梅市在住
株式会社クリエイティブファクトリー 創業者&代表取締役
【保有資格】
第1級陸上無線技術士
電気主任技術者
電気通信主任技術者
「真空管と質屋をこよなく愛する青梅人」で、質屋初代で質蔵を2つも建てたことがあり、電気系に強く自分で特許出願ができるという特技を持つ。
1991年 株式会社リクルート入社
1994年 都内大手特許事務所にて特許出願を担当
1998年 個人事業主として創業し、真空管の輸入販売を開始
2000年 法人成りにより合資会社ささきに組織変更 資本金110万円
2012年 資本金1000万円に増資
2013年 株式会社クリエイティブファクトリーに組織変更
2014年 総合買取 にじや実店舗オープン
2022年 青梅街道 野上交差点そばに「にじや質店」をオープン
【好きな仕事】
ブランド品・貴金属・時計等の真贋鑑定、質屋、古物商、真空管の輸入販売、音響コンサルティング
【運営サイト】
質屋の「にじや質店」 https://nijiya-7ten.jp
「にじや質店X線ラボ」 https://nijiya-xray.jp
「にじや相続評価」 https://nijiya-souzoku.jp
真空管専門店の「ヴィンテージサウンド」 https://vintagesound.jp.jp
最新の投稿
お気軽にお問合せください

お急ぎの方はお電話ください。
営業時間外や定休日には、24時間送信可能なLINEやメールをご利用ください。
住所
〒198-0032
東京都青梅市野上町三丁目23番地34
電話/FAX
0120-985-191 / 0428-20-5173
メール
info@nijiya-7ten.jp
営業時間
朝9時~夜7時/土曜定休



質預りの方

質屋のご融資は、由緒正しい庶民の金融機関です。
質屋のご融資は、「物を担保として預けることで、誰でもその場でお金を借りることができる。」という古くからある由緒正しい庶民の金融機関です。
審査が必要ありませんので、ご気軽にご利用いただけます。
東京都公安委員会の厳しい審査を経た許可によって営業し、お客様からお預かりした品物は、同公安委員会の耐震・防火基準をクリアした空調完備の質蔵(保管庫)で大切に保存しますので、高級皮革バッグ、毛皮、高級時計でも安心してご利用いただけます。
こんな方はにじやの質預りを
ご利用ください

急に現金が必要になった
給料日までお金が足りない
銀行で借りるのは抵抗がある
大切なものなので売却したくない
家族には内緒にしたい
急な資金繰りが必要になった
質預りの
メリット/デメリット

メリット
- 主婦や自営業、無職でも即時ご融資
- 同じ品物で何回でも借りられる
- 消費者金融の信用記録に残らない
- カード利用履歴難でもご融資可能
デメリット(リスク)
- 担保となる品物が必要
- 借入希望額に沿えない場合がある
- 質流れすると品物が残らない
- キャッシングより利息が高い
質預りに必要なもの

貴金属、ブランド品、時計等のお品物

18歳以上である事を確認出来る書類
(免許証・マイナンバーカード・パスポート等)
ご利用の流れ

1.ご来店
質預りを希望する商品をお持ちになって、にじや質店にお越しください。
お車でお越しの方は、店舗横に駐車場を6台分ご用意してあります。
※待ち時間のない「預かり査定」もできます。

2.査定
お品物一点一点を、お客様の目の前で丁寧に査定、ご説明致します。
金・ダイヤモンド等の査定にはプロツールも使用。

3.ご融資
査定の金額に納得いただけましたら、その場で現金をお渡しいたします。
ご融資額は査定価格の範囲内で、お客様が決めることができます。
高額な貴重品をお預けした場合でも、必要な額だけをお借りいただけます。
お店からは現金と一緒に、品物の詳細や預かりの期限が書かれた「質札」(シチフダ)をお渡しいたします。

4.返済期間、利息のお支払、借入例
【返済のための最短期間と最長期についてについて】
返済のための最短期間は3カ月で、この3カ月以内に借入元金と利息をお支払いいただければ、お預かりしたお品物をお返しいたします。
つまり、質預かり期間は原則3ヶ月間で、質料(利息)は月計算となります。日割り計算は行っておりません。
ご返済が期限を過ぎてしまいそうな場合、質料(利息)をお支払いいただくと、期間を延長することができます。返済のための最長期間は、基本3カ月に延長期間を加算したものとなります。例えば、延長期間が2か月の場合、同最長期間は、5カ月(3カ月+2か月)となります。なお、最長期間の延長は制限しておりません。
【1年分の利子、手数料、その他の費用を含めた最大年率と利率の明示について】
利息はご融資額に応じて1か月単位で発生し、手数料はかかりません。利息は、月利5%~8%(年利率(APR)は、60%~96%)で、ご融資額が多いほど利息が低くなります。
【該当するすべての費用を含む、お借入れの総費用の代表例について】
【お借入れの例1】
シャネルのバックを質入れして20万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月 利7%で1万4千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた21万4千円で、質入れしたシャネルのバックを受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、21万4千円となります。
【お借入れの例2】
ロレックスの時計を質入れして70万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月利6%で4万2千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた74万2千円で、質入れした時計を受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、74万2千円となります。
にじや質店の満1か月のお利息はつぎの通りです。
| ご融資額 | お利息 |
|---|---|
| ~5万円 | 8% |
| ~50万円 | 7% |
| ~100万円 | 6% |
| 100万円超 | 5% |

5.品物のご返却
お貸した金額とそれまでの利息をお支払いいただき、品物の返却を致します。
※万一返済の都合がつかなかった時は、そのままにしても元利金の請求はございません。







