金のアクセサリーに刻まれている「K18」「K14」「K10」、あるいは「750」「585」といった数字があります。
なんとなく「18金だから価値が高い」と感じていても、その数字が具体的に何を表しているのかは、意外と知られていません。
刻印は金の品位を確認する手がかりですが、ネックレスのように複数の部材からなる品物では、刻印のある留め具とチェーンで材質が異なる場合があります。
この記事では、刻印の意味と、にじや質店が本体や部品をそれぞれ分析し、刻印と実測値を照らし合わせる査定の流れをご紹介いたします。

「K」と数字は、金の純度を表している
「K」は、金の純度を示す単位「カラット」の略です。
純金を24として、そのうち金が何割を占めるかを表します。
- K24:純金(ほぼ100%)
- K18:24分の18が金(75%)
- K14:24分の14が金(計算上は約58.33%。品位表示では585=58.5%が用いられます)
- K10:24分の10が金(計算上は約41.67%。千分率の品位表示では416や417が用いられます)
残りの部分には、銀や銅、パラジウムなどが混ぜられています。
金の割合を下げることで、硬さや色味を調整しているのです。
「750」「585」「416・417」は、千分率による品位表示
海外製品や、国際的な表記に合わせた品には、K表記ではなく、純度を1000分の何かで示す千分率の数字が刻まれていることがあります。
- K18=750
- K14=585
- K10=416または417
造幣局のホールマークでは、金の品位は千分率で表示され、999・916・750・585・416などの数字が使われます。
ホールマークは、日の丸の印と数字を組み合わせたもので、造幣局の品位試験に合格した製品に打刻されます。
出典:独立行政法人造幣局「貴金属製品品位証明業務」https://www.mint.go.jp/operations/exam/certification_mark/operations_certification-01.html

K10の千分率は、416と417の両方の表記を見かけます。
どちらも、K10相当の品位を表しています。
刻印は「保証」ではなく、「表示」であることもある
ここで知っておきたいのは、刻印がすべて第三者の検定を受けたものとは限らないということです。
ホールマーク制度は任意のため、メーカーや販売者が自ら刻印を打っている品も、数多く流通しています。
多くの品は、刻印のとおりの品位で作られています。
ただ、古い品や、海外で購入した品、修理や加工を経た品などでは、刻印と中身が一致しているかどうかを、確認しておくと安心です。
にじや質店の査定フロー──刻印と実測を照合する

にじや質店では、刻印のある品でも、次のような流れで査定いたします。
- 刻印を確認する(K18、750などの表記と、ホールマークの有無)
- 重さや状態を確認する
- チェーンや留め具など、部材ごとに蛍光X線分析で元素と含有率を調べる
- 刻印と各部材の測定結果を照合する
- 異常値が出た場合は、測定場所を変えて複数回分析する
- 確認結果を踏まえて査定金額をご説明する
XRF(蛍光X線分析)は、刻印の品位と照合するために、選んだ箇所の元素や含有率を非破壊で調べる方法です。
得られる情報は主に表層部のもので、厚いめっきの内側まで分かるとは限りません。
数字の一致だけで判断せず、形状や重量、他の確認結果も踏まえます。
出典:地方独立行政法人 大阪産業技術研究所「エネルギー分散型蛍光X線分析~「迅速・簡便・非破壊」な成分元素の同定~」https://orist.jp/technicalsheet/19-08.pdf

店頭では、刻印がある位置と分析した場所を示しながら、表示と成分値の関係をご説明いたします。
本体と部品で結果が異なる場合や、内部まで確かめられない場合も、その点を分けてお伝えいたします。
ネックレスは、チェーン・引き輪・プレートをそれぞれ分析します

複数の部材で構成されているネックレスでは、基本的に
- チェーン
- 留め具の引き輪
- プレート
の3部材をそれぞれ分析します。
測定は各部材につき基本1回ずつ行います。
異常値が出た場合には、測定する場所を変えて複数回分析します。
このように部材を分けて確認するのは、刻印のある留め具とチェーンが、同じ材質とは限らないためです。
留め具だけの測定結果を、ネックレス全体の結果として扱わないことが大切です。

実際にある、刻印のある留め具とチェーンの材質が異なるケース
刻印と測定値が異なる例は、当店の査定で数多く経験しています。
特にネックレスでは、刻印のある留め具とチェーンで材質が異なるケースが多く、注意が必要です。
近年、当店では、刻印のある留め具を残し、チェーンだけを別の材質のものに交換した「改造型」の持ち込みが増えています。
このような品物は、留め具の刻印を読むだけでは、チェーンの材質を判断できません。
留め具の測定値が刻印と一致していても、それだけでネックレス全体を同じ品位として評価することはできないのです。
一方、部材の材質が異なるという理由だけで、交換の経緯や意図まで判断できるわけではありません。
査定では、現物から確認できる材質や状態をもとに評価します。
にじや質店がチェーン・引き輪・プレートをそれぞれ分析するのは、こうした部材ごとの違いを確認するためです。
刻印と測定結果に差があった場合は、場所を変えて確認します
刻印と測定値に差があったり、異常値が出たりした場合には、最初の1回の結果だけで判断せず、測定場所を変えて複数回分析します。
それでも、異常値が出た場合には、お客様の了解を得て、ヤスリで削り露出面を分析します。
地金としての評価では、確認した品位と評価対象の重量に、当日の買取単価などを合わせて考えます。
石や別素材の部品をどのように扱ったかも含め、金額の根拠をご説明いたします。

宝石やデザインの価値は、別に評価いたします
金の品位は、地金としての価値を決める要素です。
石付きの指輪やネックレスでは、金の品位とは別に、宝石やジュエリーとしての評価も検討いたします。
モデル、保存状態、付属品、再販売時の需要などによっては、地金を中心とした評価になることもあります。
宝石・宝飾品については、既存の記事でも詳しくご紹介しています。
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近隣で刻印を確認するなら、本体と部品を区別して相談を

青梅市や周辺地域の皆様が、刻印のあるアクセサリーを持ち込むときは「どこに何と書かれているか」を一緒に確認してみてください。
小さな数字を読み取れない場合でも、実物を前にして、刻印の位置と測定した箇所を照らし合わせながらご説明します。
持ち込み前に、こんなことを準備・確認してください
- ネックレスの留め具など、修理や交換した部品について分かる範囲で伝えられるようにしておく
- 刻印と測定値に差がある場合、どの箇所を測り、追加で何を確認したのかを質問できるか
- 品物全体をどのように評価したかまで、その場で説明してもらえるか
分析結果の数字の違いだけで判断せず、確認の内容まで聞いていただくと、お客様が査定の説明を整理しやすくなります。
刻印のある品も、ぜひ一度ご相談を
刻印を読むだけで判断を終えず、本体や部品の状態と検査結果を照らし合わせることが大切です。
表示と現物の関係を確認してから、売るか預けるかをご検討ください。
刻印の照合から売却・質預かりへ進むための査定に料金はかかりません。
成分分析だけを希望する場合や、分析報告書が必要な場合は、別途有料でのご依頼となります。
にじや質店では、お客様の目の前で査定し、調べている箇所や工程を説明します。
重量や測定箇所の成分値などの数字もお見せし、確認できたことと断定できないことを分けてお伝えします。
買取や質預かりのための査定は無料です。
分析のみのご依頼や分析報告書の作成は、有料の別サービスとなります。
営業時間は朝9時から夜7時まで(土曜定休)。
青梅街道沿いの野上交差点手前に、駐車場を6台分ご用意しています。
お電話 0120-985-191
LINEやメールでのご相談も受け付けています
長年の経験に裏付けられた目と、分析設備による測定結果を組み合わせて査定する点を、お店を選ぶ基準としてご検討ください。
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投稿者プロフィール

- 鑑定歴27年の代表鑑定士
-
東京都青梅市在住
株式会社クリエイティブファクトリー 創業者&代表取締役
【保有資格】
第1級陸上無線技術士
電気主任技術者
電気通信主任技術者
「真空管と質屋をこよなく愛する青梅人」で、質屋初代で質蔵を2つも建てたことがあり、電気系に強く自分で特許出願ができるという特技を持つ。
1991年 株式会社リクルート入社
1994年 都内大手特許事務所にて特許出願を担当
1998年 個人事業主として創業し、真空管の輸入販売を開始
2000年 法人成りにより合資会社ささきに組織変更 資本金110万円
2012年 資本金1000万円に増資
2013年 株式会社クリエイティブファクトリーに組織変更
2014年 総合買取 にじや実店舗オープン
2022年 青梅街道 野上交差点そばに「にじや質店」をオープン
【好きな仕事】
ブランド品・貴金属・時計等の真贋鑑定、質屋、古物商、真空管の輸入販売、音響コンサルティング
【運営サイト】
質屋の「にじや質店」 https://nijiya-7ten.jp
「にじや質店X線ラボ」 https://nijiya-xray.jp
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質屋のご融資は、「物を担保として預けることで、誰でもその場でお金を借りることができる。」という古くからある由緒正しい庶民の金融機関です。
審査が必要ありませんので、ご気軽にご利用いただけます。
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メリット
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- 同じ品物で何回でも借りられる
- 消費者金融の信用記録に残らない
- カード利用履歴難でもご融資可能
デメリット(リスク)
- 担保となる品物が必要
- 借入希望額に沿えない場合がある
- 質流れすると品物が残らない
- キャッシングより利息が高い
質預りに必要なもの

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18歳以上である事を確認出来る書類
(免許証・マイナンバーカード・パスポート等)
ご利用の流れ

1.ご来店
質預りを希望する商品をお持ちになって、にじや質店にお越しください。
お車でお越しの方は、店舗横に駐車場を6台分ご用意してあります。
※待ち時間のない「預かり査定」もできます。

2.査定
お品物一点一点を、お客様の目の前で丁寧に査定、ご説明致します。
金・ダイヤモンド等の査定にはプロツールも使用。

3.ご融資
査定の金額に納得いただけましたら、その場で現金をお渡しいたします。
ご融資額は査定価格の範囲内で、お客様が決めることができます。
高額な貴重品をお預けした場合でも、必要な額だけをお借りいただけます。
お店からは現金と一緒に、品物の詳細や預かりの期限が書かれた「質札」(シチフダ)をお渡しいたします。

4.返済期間、利息のお支払、借入例
【返済のための最短期間と最長期についてについて】
返済のための最短期間は3カ月で、この3カ月以内に借入元金と利息をお支払いいただければ、お預かりしたお品物をお返しいたします。
つまり、質預かり期間は原則3ヶ月間で、質料(利息)は月計算となります。日割り計算は行っておりません。
ご返済が期限を過ぎてしまいそうな場合、質料(利息)をお支払いいただくと、期間を延長することができます。返済のための最長期間は、基本3カ月に延長期間を加算したものとなります。例えば、延長期間が2か月の場合、同最長期間は、5カ月(3カ月+2か月)となります。なお、最長期間の延長は制限しておりません。
【1年分の利子、手数料、その他の費用を含めた最大年率と利率の明示について】
利息はご融資額に応じて1か月単位で発生し、手数料はかかりません。利息は、月利5%~8%(年利率(APR)は、60%~96%)で、ご融資額が多いほど利息が低くなります。
【該当するすべての費用を含む、お借入れの総費用の代表例について】
【お借入れの例1】
シャネルのバックを質入れして20万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月 利7%で1万4千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた21万4千円で、質入れしたシャネルのバックを受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、21万4千円となります。
【お借入れの例2】
ロレックスの時計を質入れして70万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月利6%で4万2千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた74万2千円で、質入れした時計を受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、74万2千円となります。
にじや質店の満1か月のお利息はつぎの通りです。
| ご融資額 | お利息 |
|---|---|
| ~5万円 | 8% |
| ~50万円 | 7% |
| ~100万円 | 6% |
| 100万円超 | 5% |

5.品物のご返却
お貸した金額とそれまでの利息をお支払いいただき、品物の返却を致します。
※万一返済の都合がつかなかった時は、そのままにしても元利金の請求はございません。






