質屋でお金を借りる場合、利息が発生します。
利息はどのように計算されるのか、返済方法はどうすればいいのかなど、気になる点は多いのではないでしょうか。
この記事では、質屋の利息について、その仕組みや計算方法などをわかりやすく解説していきます。
質屋では利息が発生する
質屋は、品物を担保にお金を貸すという金融サービスを提供しています。
銀行や消費者金融と大きく異なる点は、お金を借りる際に信用情報の審査や催促・取り立てがないという点です。
審査がない代わりに、預けた品物が担保になるため、万が一お金を返せなかった場合でも、質屋が損をすることはありません。
そのため、お金を借りる側の信用情報に関わらず、誰でも気軽に利用できます。
ただし質屋でお金を借りる際には、利息が発生します。
銀行などの金融機関と同様、借りたお金に対して所定の利息を支払う必要があるのです。
利息には、質屋が経営を続けるための利益、預けた品物を質蔵で保管・管理するための保管料が含まれています。
なお、質屋の利息は、質屋営業法第36条第1項によって上限が年109.5%と定められています。
質屋の利息相場
質屋を利用する際、気になるのは利息相場ではないでしょうか。
質屋の利息については前述の通り上限(年109.5%)が定められていますが、その範囲内であれば質屋が任意に設定でき、一般的には月0.5%〜9%の範囲で設定されています。
なお、質屋によっては、上限よりも低い利息を設定している場合もあります。
そのため、実際に利用する際は、事前に複数の質屋の利息を比較検討することが大切です。
利息の計算方法
質屋の利息は質入れした品物の元金に対して、基本的には月割りで計算されます。
計算式は、以下のようになります。
◆元金 × 利息%= 1ヶ月あたりの利息
例えば、10,000円の品物を、年利10.95%(月8%)で質入れした場合、1ヶ月あたりの利息は以下のようになります。
10,000円 × 8%= 800円
つまり、この場合、1ヶ月あたり800円の利息が発生することになります。
品物を引き出す際には、(元金+(利息×月数))の総額を返済する必要があります。
質入れ期間が長くなればなるほど、利息も高くなるため注意が必要です。
質屋における利息の返済方法
質屋で借り入れをした際には、当然利息が発生します。この利息は、決められた期間内に元金と一緒に返済する必要があります。
返済方法は、一括返済となります。
一括返済は、期限内に元金と利息をまとめて支払う方法です。
例えば、質入れ期間が3ヶ月の場合、3ヶ月以内に元金と利息を支払うことで預けた品物を再び手に入れることができます。
返済期限や返済方法については、質屋によって異なる場合があります。
契約前にしっかりと確認しておきましょう。
元金と利息を払えなくなった場合どうなるか
結論からお伝えすると、元金と利息を支払えなかった場合、質に入れた品物の所有権が質屋に移転し、売却されます。これを「質流れ」と言います。
質流れになると、元金と利息を支払う必要はありません。
質流れについてはこちらの記事をご覧ください。
質屋は、貸付金に対して品物を担保として預かっています。
そのため、元金と利息が支払えなくなると、預かっていた品物を売却して貸付金を回収する権利を有しています。
なお、催促・取り立てしないという観点から質流れになる前に、質屋から連絡が来ることはありません。
期限までに利息を支払うのが難しい場合は、延長利息を支払うことで質流れ期限を延長することもできますので、早めに質屋に相談することをおすすめします。
大切な品物を質に入れる際は、利息の支払いについてもきちんと理解しておくことが大切です。
まとめ
この記事では、質屋の利用で発生する利息について解説しました。
質屋を利用する際には、品物の査定額に応じて利息が発生します。
利息の計算方法は質屋営業法で定められており、質屋によって大きな違いはありません。
利息の返済方法や、万が一利息を支払えなくなった場合の対処法についても理解しておくことが大切です。
質屋の仕組みや利息について理解した上で、賢く利用しましょう。
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朝9時~夜7時/土曜定休
質預りの方
質屋のご融資は、由緒正しい庶民の金融機関です。
質屋のご融資は、「物を担保として預けることで、誰でもその場でお金を借りることができる。」という古くからある由緒正しい庶民の金融機関です。
審査が必要ありませんので、ご気軽にご利用いただけます。
東京都公安委員会の厳しい審査を経た許可によって営業し、お客様からお預かりした品物は、同公安委員会の耐震・防火基準をクリアした空調完備の質蔵(保管庫)で大切に保存しますので、高級皮革バッグ、毛皮、高級時計でも安心してご利用いただけます。
こんな方はにじやの質預りを
ご利用ください
急に現金が必要になった
給料日までお金が足りない
銀行で借りるのは抵抗がある
大切なものなので売却したくない
家族には内緒にしたい
急な資金繰りが必要になった
質預りの
メリット/デメリット
メリット
- 主婦や自営業、無職でも即時ご融資
- 同じ品物で何回でも借りられる
- 消費者金融の信用記録に残らない
- カード利用履歴難でもご融資可能
デメリット(リスク)
- 担保となる品物が必要
- 借入希望額に沿えない場合がある
- 質流れすると品物が残らない
- キャッシングより利息が高い
質預りに必要なもの
貴金属、ブランド品、時計等のお品物
18歳以上である事を確認出来る書類
(免許証・マイナンバーカード・パスポート等)
ご利用の流れ
1.ご来店
質預りを希望する商品をお持ちになって、にじや質店にお越しください。
お車でお越しの方は、店舗横に駐車場を6台分ご用意してあります。
※待ち時間のない「預かり査定」もできます。
2.査定
お品物一点一点を、お客様の目の前で丁寧に査定、ご説明致します。
金・ダイヤモンド等の査定にはプロツールも使用。
3.ご融資
査定の金額に納得いただけましたら、その場で現金をお渡しいたします。
ご融資額は査定価格の範囲内で、お客様が決めることができます。
高額な貴重品をお預けした場合でも、必要な額だけをお借りいただけます。
お店からは現金と一緒に、品物の詳細や預かりの期限が書かれた「質札」(シチフダ)をお渡しいたします。
4.返済期間、利息のお支払、借入例
【返済のための最短期間と最長期についてについて】
返済のための最短期間は3カ月で、この3カ月以内に借入元金と利息をお支払いいただければ、お預かりしたお品物をお返しいたします。
つまり、質預かり期間は原則3ヶ月間で、質料(利息)は月計算となります。日割り計算は行っておりません。
ご返済が期限を過ぎてしまいそうな場合、質料(利息)をお支払いいただくと、期間を延長することができます。返済のための最長期間は、基本3カ月に延長期間を加算したものとなります。例えば、延長期間が2か月の場合、同最長期間は、5カ月(3カ月+2か月)となります。なお、最長期間の延長は制限しておりませんは。
【1年分の利子、手数料、その他の費用を含めた最大年率と利率の明示について】
利息はご融資額に応じて1か月単位で発生し、手数料はかかりません。利息は、月利5%~8%(年利率(APR)は、60%~96%)で、ご融資額が多いほど利息が低くなります。
【該当するすべての費用を含む、お借入れの総費用の代表例について】
【お借入れの例1】
シャネルのバックを質入れして20万円を借りて、1か月後に返済した場合の利息は、月 利7%で1万4千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた21万4千円で、質入れしたシャネルのバックを受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、21万4千円となります。
【お借入れの例2】
ロレックスの時計を質入れして70万円を借りて、2か月後に返済した場合の利息は、月利6%で4万2千円となります。この場合、借入金と利息を合わせた74万2千円で、質入れした時計を受け戻すことができます。言い換えれば、該当するすべての費用を含む、ローンの総費用は、74万2千円となります。
にじや質店の満1か月のお利息はつぎの通りです。
ご融資額 | お利息 |
---|---|
~5万円 | 8% |
~50万円 | 7% |
~100万円 | 6% |
100万円超 | 5% |
5.品物のご返却
お貸した金額とそれまでの利息をお支払いいただき、品物の返却を致します。
※万一返済の都合がつかなかった時は、そのままにしても元利金の請求はございません。